今週のアニメガタリ Vo.5(10/29~11/4視聴分)

序文

 今週見たアニメについて、週単位でまとめています。

 タイトルは秋アニメ「アニメガタリズ」のリスペクトです。

 適当にテーマで区切って雑記していくスタイルをとります。

 ガチで語りたいものは別記事にしようとか考えているので、結果的に一言感想集です。WUGは一言じゃすんでないけど。

つうかあ4話

 いいエンジン音の響き、百合の香り。

 4話からはSMコンビこと筑波女子がお当番回。夢の中では主従が逆転しているドMちゃんかわいい。福圓美里さんの演技たまんない。

 キャラの作り方がやはりうまい。ドS担当のいずみちゃんはSMコンビとしてだけ見てると性格悪く映ってしまうところを他のキャラと絡ませることで上手く緩和している。パッセンジャーをスワッピングすることでいずみのドライビングテクニックを描写するところとかよく考えられている。あとスワッピング以降のセリフが全部意味深に聞こえる。エロい。

 3話で結ばれた鈴鹿のカップルがイチャイチャしたり他のペアにのろけ、もといアドバイスをしている姿を見るのは新鮮。アンジュ・ヴィエルジュのときは世界線をまたぐ関係上前の世界のキャラとの絡みが薄かったので、こうして適宜はさんでくれるのはうれしい。

 宝塚ちっくな二人は幕間コント担当というアンジュ・ヴィエルジュの軍人姉妹的な立ち位置の様子。お当番回なしということになるのか。そうすると三宅含めた6校で12話を2話ずつ分割できるし。 

WUG4話

 4話にしてやっと「まともかなー」と思える話に。もっとも雑すぎるバラエティ描写がなくなったっだけなのだが。

 4話にして改めて感じるのは、とにかくWUG・RGR以外のキャラの扱いが雑。バラエティ描写のひどさも根本の原因はここにあると思う。

 具体的に言うと、4話ではまずしほっちの動向に違和感がある。「福岡が私のホームです」とインタビューで言っておいてセンターが抜けたからって穴埋めに戻るのはいかがなのか。立場上断れないとしても、せめて戻ることへの葛藤なりを取りあげてほしい。まゆとのやり取りがエクスキューズになってるとはいえ、それが見えないあの世界のしほっちファンにとっては裏切られたと感じても仕方ないのでは。この先の話でフォローされるのか?

 さらに、その影響でドラマの撮影に穴開けてシナリオ変更までさせるとか、ちょっと不義理であり、筋が通っていない。急な事態にも柔軟に対応できるプロの現場という表現もできるが、I-1内部のトラブルなのに文句言わず受け入れてるドラマ製作スタッフは聖人なのか。それともI-1にはやはり頭が上がらない感じなのか。それだと凋落という設定に合わないけど。ドラマの現場を見たことがないので何とも言えないが、バラエティ描写のひどさを考えるとこちらも単純にリスペクトに欠けてるためのような気がする。

 更に雑なのはI-1方面。1話でセンターにプロ意識を説かせていたのに、その本人を無理やりけがで退場させるのはキャラ愛に欠けすぎでは。というか奈落落ちネタは実際にある事故、しかも死亡する可能性も高いものだけに、そう安易に使っていいのか。足をくじいただけっていうならコードにつまずいたでもよかったのでは。一期があるからやりたくないのか。

InfiniT_Force

    たつのこ版アベンジャーズという印象で始まったが、本当にアベンジャーズしてる。

    本編だけでも十分に面白いが、各ヒーローの出自を知っていると更に深みが増す。この作りはまさにクロスオーバーものの醍醐味であり、ただの物真似になっていない。本気で換骨奪胎を果たそうという製作陣の本気を感じる。 

このはな綺譚5話

 色使いが特徴的。

 Bパートは冒頭から画面の彩度が抑えられており、梅雨空の暗鬱とした雰囲気を上手く演出している。全体的に色の褪せた世界のなかで傘の緋色や紫陽花の青や紫の色だけが鮮やかに浮き上がっている様は白黒フィルムの上に直接彩色された昔の映画を思い出す。10分近く色の薄い世界を見た最後に晴れやかな空を映し出すこの色味の演出は漫画ではなかなかできないものであり、アニメならではという感じがしてよい。

 雨を糸にして織り込むという設定も幻想的である。

Just Because!

 毎回空気感が溜まらないうえに続きが気になって仕方ない。今回は林直孝氏のコンテということで、いつも以上に雰囲気の良さがあった気がする。

 このアニメの不思議なところは、没入感がすごいわりに後を引かない。むしろ見終わった後はすっと頭から抜けていく感じがするところにある。息のできる水の中に潜っているような、見ている間だけ全く別の感覚が働いているような感じ。画面の中で言語化されない文脈の息づかいを全身で感じながら視聴しているような気分である。

 この感覚はかつてはグラスリップで感じたことのあるもので久しく忘れていたもの。恐るべしJust Because というところなのだが、この良さは上手く言語化できないというのが歯がゆいところ。言葉で良さが説明できない。

 

ブレンドS 5話

 日常系アニメだと必ずある、髪型を入れ替える話と風邪ひいてお見舞いに来る話。二つを上手くつないだ上に日向と秋月ペアの話まで入れこんでいる。構成は上手いのだが、苺香の兄と姉のキャラがよくわからないのはいまいち。

 日向はメイン3人の中でも一番エロい体をしてるキャラなのにナチュラルにスキンシップしてくるのは反則。無邪気に肘におっぱいあててきたりモップを胸で挟んだり。絶対クラスメイトのおかずとして毎晩使われてる。間違いない。