2021年 春アニメ一覧(まとめ) 予想と紹介

序文

 気付いたら新年度でした。まさかモルカーが冬アニメの覇権になるなんて思ってなかったけど、エクスアームとかゲキドルとか凄いアニメがたくさんあって大変いいクールでした。まあ、ゆるキャン△とかまだ終わってないんですけど

 以下は冬アニメについての、各作品の軽い紹介、勝手な予想となっています。基本的に深夜アニメ・30分アニメを紹介してます。最近は配信限定とかありますが、実況勢なのでテレビ放送しているものだけでやってます。

 オリジナルと原作ものは個人的に次のように分けています。

  • オリジナル:上記の原作もの以外。なぞれる原作がないもの。

  • 原作もの:別媒体で発表済みのストーリーをアニメでなぞる形式のもの

 上記の理由から、ラブライブ!のようなキャラだけ固まってるメディアミックスやソシャゲのアニメ化もオリジナル扱いです。アニメ見てストーリーの展開が気になったときに先取りできるのが原作もの、できないのがオリジナルだと思って貰えればいいです。

 この記事は私見バリバリなので、情報だけ欲しい、5分アニメ、朝帯のアニメもカバーしたいという方は「つづきみ」のサイトやアニメイトさんのまとめをどうぞ。

 ここでなら今期作品のPVをほぼ全部見ることも可能だったりします。合法的に。

オリジナル

ゾンビランドサガ リベンジ

  • 監督:境 宗久
  • シリーズ構成:村越 繋
  • 制作:MAPPA

 ゾンビ×アイドルの説明不要なオリジナルアニメ。1期開始前は情報がなく放送後は完全にダークホースとして覇権アニメになったが、今期においては堂々の期待作である。  1期で撒いたまま回収してない伏線を畳むだけでも満足なのだが、PVを見る限りさらに話があらぬ方向へ転がっていくらしい。1期の魅力であった音楽ジャンルのパロディネタが枯渇するかもしれないというのだけ不安だが、逆に言えばそれ以外特に不安はなし。

Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-

  • 監督:エザキシンペイ
  • 助監督:久保雄介
  • シリーズ構成・脚本:長月達平・梅原英司
  • アニメーション制作:WIT STUDIO

 アニプレのオリジナルアニメ。売れない歌手AIと未来から来たと名乗るAIが人間とAIの戦争を止めるために奔走する、という話らしい。  リゼロの長月達平を看板にしたオリジナル企画は某戦闘機アニメを思い出してちょっと不安になるが、PVを見る限り福島潤演じるAIが某喋るスペースコロニーを彷彿とさせるのでちょっと期待したい。

バトルアスリーテス大運動会 ReSTART!

  • 監督:佐々木勅嘉
  • シリーズ構成:香椎葉平
  • 制作:アニメーションスタジオ・セブン

 今期のオリジナルアニメの中でも特にぶっ飛んでる枠。90年代末にメディアミックスで展開されていたものを令和にReSTARTさせるとか、テレ朝の中でどんな企画会議が行われたのだろうか。  宇宙から集まった美少女が大運動会するという設定に、ハイレグなユニフォーム。キャラデザまでどことなく懐かしさがあり、NUMAnimationという名に恥じない毒沼っぷりである。  一応この枠はテレ朝の威信がそれなりにかかっているのか、「いわかける」も当初の予想を超える面白さだったのでストーリー方面も期待できる。まあ、何が来ても全肯定しちゃいそうな雰囲気はあるが。今期最注目作品である。

BLUE REFLECTION RAY/澪

  • 監督:吉田りさこ
  • シリーズ構成・脚本:和場明子
  • アニメーション制作:J.C.STAFF

 今期のアニメイズム枠。コンシューマーゲームスマホゲームと連動したメディアミックス展開のアニメ版となっている。  細かいことは抜きにして「女×女で戦う百合アニメ」というフォーマットだけで推したい枠。絵柄も最高なので期待したい。

オッドタクシー

  • 監督:木下 麦(P.I.C.S.
  • 副監督:新田典生
  • 脚本:此元和津也(P.I.C.S. management)
  • アニメーション制作:P.I.C.S. × OLM

 テレ東が仕掛けるオリジナルアニメ。出自は謎だが、タクシー運転手を主人公にした会話群像劇になるらしい。  脚本担当は「セトウツミ」などの作者でもある漫画家であり、映画の脚本はやったことはあるがアニメは初。というか制作のP.I.C.Sがプロジェクションマッピング等の映像・イベント企画の会社なので相当異色である。テレ東のオリジナルは外れても当たってもコアで面白い作品になることが多いので、期待したい。今期のダークホース。

擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD

  • 監督:工藤進
  • シリーズ構成:根津理香
  • アニメーション制作:BAKKENRECORD

 「じょうらん」と読むオリジナルアニメ。ブシロードタツノコプロによるIF世界の明治時代を舞台にしたメディアミックス企画である。  世界観や戦闘シーンの質感は好みだが、この手の作品はストーリーが分かりにくかったり盛り上がりに欠けることが多い。その辺をブシロードが上手くコントロールしてエンタテイメント性を損なわないようにしてほしい。  メディアミックスということで秋に舞台版を同じキャストで演じるらしい。

NOMAD メガロボクス

 予想外からやってきた2期。1期はあしたのジョー周年記念だったが、そこから独立して2期となったらしい。ついでに放送局も変わってる。  1期が綺麗に終わっただけに蛇足になる可能性も十二分にあるが、そこらへんは分かった上での続編だと思う。1期が好きだっただけに、信じたいところ。

ゴジラ S.P <シンギュラポイント>

  • 監督:高橋敦史
  • シリーズ構成・脚本:円城塔
  • アニメーション制作:ボンズ×オレンジ

 誰でも知っているゴジラブランドの完全新作アニメ。  ボンズ×オレンジという、2Dアニメでも3Dアニメでもトップクラスに近い制作体制であり、オリジナル新作では一番覇権に近いと思う。円城塔が初アニメ脚本ということだけが不安要素だろうか。

すばらしきこのせかい The Animation

  • 監督:市川量也(DOMERICA)
  • シリーズ構成:後藤みどり(サンジゲン
  • アニメーション制作:DOMERICA × SHIN-EI ANIMATION

 今期のスーパーアニメイズム枠。「このすば」っぽいタイトルだが、方向性は180度違うゲームが原作。渋谷にいたら別次元でのデスゲームに巻き込まれてしまったというシリアスな話になっている。  DOMERICAはゲームのアニメーションを主に作ってきた制作会社。テレビアニメは今期が初だが、シンエイ動画のバックアップもあるので制作体制的には問題なさそう。ゲーム原作アニメはどうしても既プレイが前提になってしまうことが多いのだが、どうやらアニメ版はゲームと違う内容になる可能性があるらしい。できれば初見でも楽しめる方向になるように期待したい。

セブンナイツ レボリューション -英雄の継承者-

 今期のスマホゲー原案ファンタジーアニメ。2016年に配信された「セブンナイツ」を下敷きにしているが内容はオリジナルであり、おそらく今後配信予定の新作ゲームに接続するような物語になるしい。*1  元のゲームはスイッチに移植されるくらいは人気らしい。大作ゲーム特有の「壮大な世界観」はそのままアニメにすると大味すぎてコケる原因にもなるので、その辺の折り合いがポイントか。

SSSS.DYNAZENON

  • 監督:雨宮哲
  • 脚本:長谷川圭一
  • アニメーション制作:TRIGGER

 説明不要なグリッドマンの続編、といいつつ前期キャラは出て来ない新作。前期が実写のグリッドマンを下敷きにしていたのに対し、こちらは出てくるロボット含めすべてが完全オリジナルとなっている。  前期は売れこそしたが、TRIGGERアニメでありがちな「起承転は良いが結がイマイチ」という感じに仕上がっていたように思うのが気になるところ。前期と合わせてユニバース化構想を狙っているらしいが、果たして上手くいくのだろうか。「空の青さを知る人よ」で主演を務めていた若山詩音のテレビアニメ初主演作でもあるので個人的に頑張ってほしい枠。

バクテン!!

 今期のノイタミナ枠。男子新体操をテーマにしたオリジナルアニメとなっている。  体操×アニメといえば2020年の傑作の1つ「体操ザムライ」が思い出されるが、あちらがロリ×おじさんのワンスアゲインものだったのに対し、こちらはキラキラ男子たちが主人公の青春モノ。なんとなく可愛い系の美少年が多いビジュアルから察するに、正しくノイタミナのメインターゲットF1層に向けた感じである。とはいえ腐ってもノイタミナなのでワンチャン体操ザムライ級を期待したい。

Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~

 プリリズの菱田監督とスタジオコメットによるオリジナルアニメ。  公式サイトを見てもPVを見ても何も分からないのだが、とりあえず男子が裸になるタイプの作品であることは確定らしい。

原作あり

恋と呼ぶには気持ち悪い

  • 監督:中山奈緒
  • 助監督:山田 卓
  • シリーズ構成:柿原優子
  • アニメーション制作:ノーマッド
  • 製作総指揮:夏目公一朗

 一迅社のラブコメ漫画が原作のアニメ。勘違いイケメンな主人公が命の危機を救ってくれた女子高生に罵倒されたら新しい性癖に目覚めた、という話らしい。  あらすじだけ見ると僧侶枠亜種っぽいが、出自はちゃんとした(?)一迅社。構成に柿原優子が入っており、真面目なラブコメにもなりそうである。今期割と多めなラブコメものでも特に期待値が高い。

灼熱カバディ

 タイトル通り、カバディをテーマにしたスポーツ漫画が原作。ネタ競技としての知名度が高いカバディだが、今作ではスポーツとして非常に真摯に取り扱われている。  野球やサッカーではベタ過ぎてできないような王道展開もカバディなら誰もしてないからできるという原作が持ってる強みをアニメにどれだけ反映できるか。そもそもカバディのシーンがどんなアニメーションになるか。気になる点が多い、今期の原作ありアニメ台風の目。

シャドーハウス

  • 監督:大橋一輝
  • シリーズ構成:大野敏哉
  • 制作:CloverWorks

 ヤンジャンで連載されている、不思議な世界観が売りの漫画が原作。「シャドー」という影だけの存在と「生人形」と呼ばれる人間が住む洋館が舞台となっている。  シャドーという存在の異質さ、独特な世界観ゆえの先の読めなさが合わさっており、結構気になる作品。PVの雰囲気が最後まで持つかだけが懸念点か。

スーパーカブ

  • 監督:藤井俊郎
  • シリーズ構成、脚本:根元歳三
  • 制作:スタジオKAI

 ホンダ・スーパーカブ総生産1億台記念関連作品。同企画から始まった小説を原作にしたアニメとなっている。  女子高生×カブの日常系ということらしいが、PVはのんのんびよりに迫りそうなくらい空気感が出ている。制作のスタジオKAIはウマ娘ではほぼ毎回P.A.Worksが強力に入ってたのが気になるが。

やくならマグカップ

 岐阜県多治見を舞台にしたご当地アニメ。陶芸部を舞台にしたゆったり部活ものとなっている。  地元で配られていたフリーコミックが原作でCBCが最速放送と、地元からの応援が熱いのが良い。放送より1クール先にCBCでラジオをやっており、30分の枠を取っているが後半は声優陣が多治見市を紹介する実写パート。本気で町おこしをしたいという気概を感じる。

ドラゴン、家を買う。

  • 監督:春日森 春木
  • アニメーション制作:SIGNAL.MD

 今期のゆる異世界枠。ラノベっぽいが漫画原作、しかもマッグガーデン連載という希少種である。タイトル通り、ドラゴンが家という名のダンジョンを買うために四苦八苦する話らしい。  設定の面白さとPVのテンポの良さがあって結構期待している枠。後半でマンネリ化しないことを祈りたい。

スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました

  • 監督:木村延景
  • シリーズ構成:髙橋龍
  • アニメ―ション制作:REVOROOT

 正統派なろう原作ラノベアニメ。なろうっぽいけどなろうじゃないアニメも多いが、これは間違いなくなろう出身である。  タイトルがそのままあらすじという分かりやすさに加え、主人公が女子でヒロインも多め。今期は百合作品が少ないので、貴重な補給ポイントになりそう。

聖女の魔力は万能です

 今期のラノベアニメ。さらっとしたタイトルであるが、実はなろう原作である。  内容以上にスタッフに目が行く作品。何といっても、おひさしぶりの“俺たちの”ディオメディア制作。あひるの空の長期放送があったとはいえ、深夜放送ではドメカノ以来1年以上ぶりである。しかも構成に渡航が入っており、ガーリッシュナンバー制作陣の再来となっている。原作ものなのであれほど独自色が出ることは無いだろうが、それでも期待したい一作。

戦闘員、派遣します!

 今期のラノベアニメの一作。このすばの暁なつめが原作であり、なろう原作となっている。商業作品としての刊行はこちらの方が後だが、なろうに掲載されてたのはこちらの方が先という不思議な立ち位置にある。  「地球を征服した秘密結社が戦闘員のリストラ問題に対応するため、他の惑星を侵略する」という導入が結構面白そう。設定はSFだが、侵略先の惑星は設定がなろう的異世界なので、実態はほぼ異世界召喚というのも安心感がある。J.C.制作という部分も含めてなにもかも「丁度いい」という感じであり、今期原作ものでは一番の狙い目。

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。

 今期のラノベブコメ枠。タイトル通り、社会人と家出女子高生の話である。  ぽにきゃんアニメでありDIALOGUE+がOPを担当しているということもあって応援したいが、色々と炎上した過去が気になるところ。再燃しないことを願いたい。

転生したらスライムだった件 転スラ日記

  • 監督:生原雄次
  • アニメーションディレクター:井之川慎太郎、登坂晋
  • シリーズ構成:コタツミカン
  • アニメーション制作:エイトビット

 転スラの日常4コマのアニメ版。ほのぼのスピンオフなのに30分枠なのは流石リムル様である。  本編とは制作エイトビット以外共通点が薄いが、スピンオフなので問題はないか。30分という枠でだれないかがポイントだろうか。

究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら

  • 監督:三浦和也
  • シリーズ構成・脚本:猪原健太
  • アニメーション制作:ENGI

 今期のラノベアニメの1つ。タイトルが要約になっている大変分かりやすいタイプの作品であるが、なろう出身ではなく俺たちのMF文庫Jの作品である。  いかにもなタイトルではあるが、制作がENGIかつ放送枠も水曜23時半ということで、KADOKAWA的には意外と気合が入ってるらしい。ラノベ枠の中ではダークホースだろうか。

キングダム(第3シリーズ)

  • 監督:今泉賢一
  • シリーズ構成:高木 登
  • アニメーション制作:ぴえろ/スタジオ サインポスト

 コロナのあれこれで1年ほど伸びていたキングダムの3期。製作会社は変わらないが、スタッフが総とっかえに近い変更のされ方なのでどうなるか。裏被りの激しい枠というのが全く改善されてないのも辛い。

さよなら私のクラマー

 「四月は君の嘘」の作者が連載している女子サッカー漫画が原作のアニメ。  原作は君嘘と同じだが、制作は全く違うのは留意点だろうか。講談社作品原作アニメではお馴染みのライデンフィルム・宅野監督・ナツコ脚本という3本柱は安定感はあるが、大ヒットは少ないのがネック。良くも悪くも原作通りの結果しか出ないので、原作力に期待したい。

セスタス -The Roman Fighter-

 今期の+Ultra枠。古代のローマで拳闘士たちがボクシングするという内容となっている。  漫画の原作は23年連載されている人気作。フルCGということでモーションキャプチャーを使ってプロ格闘家の動きを取り入れてるらしく、バトルシーンの見応えは十分そう。長い原作をどこでどう切るのかだけが気になる。

東京リベンジャーズ

  • 監督:初見浩一
  • シリーズ構成:むとうやすゆき
  • アニメーション制作:ライデンフィルム

 マガジンの不良漫画が原作のアニメ。原作では東京とリベンジャーズの間に「卍」が入ってたのだが、アニメ化にあたって消されてしまってるというヤンキーなのにコンプライアンスを感じる不思議な作品である。拉致を「ゲッツ」に言い換えた俺ゲッツほどのインパクトはないが。  制作が講談社御用達のライデンフィルムということで、クオリティは補償済み。不良×タイムリープ設定も面白そうである。卍の件があるだけに暴力描写とかどのくらい規制されてるかは不安であるところだが、海外は暴力描写には寛容とも聞くので杞憂だろうか。

美少年探偵団

  • 総監督:新房昭之
  • 副監督:岡田堅二朗
  • 監督:大谷 肇
  • アニメーション制作:シャフト

 今期のANiMAZiNG!!!枠。西尾維新の小説を原作としている。  原作者が西尾維新なので当然のように制作はシャフト、総監督が新房というこてこての布陣だが、PVを見る限りシャフト臭は往年よりは穏やかになっている様子。スポーツもの名作が続いた枠でこの作品というのが吉と出るか凶と出るか。

幼なじみが絶対に負けないラブコメ

 GA文庫のラブコメラノベが原作のアニメ。「ヒロインが全員幼馴染なら、幼馴染が絶対に負けない。」という理屈らしいが、それは「絶対に負けない」じゃなくて「負けないヒロインもいる」ではないだろうか。  論理学的な是非はともかく、分かりやすいコンセプトと可愛いヒロインが揃っており、売れそうな気配はビンビンする。五等分や彼女借りなど漫画原作のラブコメはここ最近かなり打率がよいので、ラノベにもこの流れが波及して欲しい。

86-エイティシックス-

 今期のラノベ原作アニメ。人権のない人間が乗っている機体=無人機同士が戦う世界という設定であり、ラノベの中でも硬派よりな架空SF戦記ものとなっている。  以前からCMが流れてる電撃文庫の推し作品、かつ土曜24時からというアニプレの押し枠でもある。SAOかせめて魔王学院くらいまで売れさせようという気概をなんとなく感じる今期の覇権候補。

不滅のあなたへ

 半年遅れでやってきたNHKアニメ。聲の形の作者が連載中の漫画を原作としている。  「不滅な存在」から見た人間たちの姿を描くという火の鳥のような壮大な話でとても面白そうなのだが、放送時間がクソ悪い。せめて30分遅くしてくれたら裏被り無しで見られたのに。放送時間は文句のつけようがなさそうな枠。

MARS RED

  • 監督:羽多野 浩平
  • シリーズ構成・脚本:藤咲 淳一
  • アニメーション制作 :SIGNAL.MD

 音楽朗読劇を原作としたアニメ。公式曰く「史上初」らしいが、本当かどうかは定かではない。  大正時代×ヴァンパイア×イケボという狙いすぎなくらい直球な要素が揃っており既にファンもいるので売れそうではある。しかしやはり女性キャラがいないのが辛い。

ましろのおと

  • 監督:赤城博昭
  • シリーズ構成:加藤還一
  • アニメーション制作:シンエイ動画

 今期のアニメイズム枠後半。講談社の三味線漫画が原作となっている。  演奏シーンに迫力があり、PVだけでも力のいれようが伝わる意欲作。ではあるのだが、やはり「三味線の音」がどうしてもジビエートを思い出させてしまう。正直、三味線の音だけでちょっと笑ってしまう身体になってしまっているので、このアニメで元に戻してほしい。

イジらないで、長瀞さん

  • 監督:花井宏和
  • シリーズ構成・脚本:岸本 卓
  • アニメーション制作:テレコム·アニメーションフィルム

 今期のキンレコアニメ。講談社マガポケの連載漫画が原作であり、高木さん、宇崎ちゃんといった「1テーマ・1ヒロインのコンパクトなシチュエーションラブコメ」の系譜に連なる作品となっている。  軽く見たい作品なのだが、構成・脚本に硬派・重厚作品のイメージが強い岸本卓が入ってるのが意外であり気になるポイント。類似作品的に売れそうとは思うのだが、CMのcv黒沢ともよがイメージにかなりあってただけに上坂すみれへの変更がちょっとマイナス評価である。

異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω

  • 監督:桑原智
  • シリーズ構成:筆安一幸
  • アニメーション制作:手塚プロダクション×オクルトノボル

 みんなの異世界魔王の2期。なろうっぽいけどなろうじゃないでお馴染みの異世界転生ものである。  このタイプでは珍しい2期目だけに期待したいが、監督や制作会社が変更されており前期と同じくらい流行れるかは分からないところ。

EDENS ZERO

 FairyTaleの作者が書いてる漫画が原作のアニメ。FairyTailまでは魔法ファンタジーだったが、今作では宇宙を舞台にしたSFものになっている。  筆者は色々あってFairyTailに強い反発心を持っているためあまり期待していないが、土曜25時という裏にアニプレ・キンレコがひしめいてる時間にぶつけるあたり、放送局の日テレは自身があるのだろう。

フルーツバスケット The Final

 説明不要のフルバアニメ。Finalとついてる通り最終章らしい。  放送前と比べるとだいぶ空気になっているが、最終章こそ前期アニメとの最大の差別点なので頑張ってほしい。

憂国のモリアーティ(2クール目)

 モリアーティの分割2期後半。前期はラストの方で「主役」たるホームズが出てきたので、こっからが本番なのだろう。  岸本卓が今期3作品くらい抱えてるのだけ気になるが、前期通りなら2期も間違いなく面白いはず。

*1:タイトルが同じ「セブンナイツ レボリューション」となっている。