序文
明けましておめでとうございます。年始から結婚報告、地震、事故と世の中が動転していますが、自分の周りは驚くくらい平静です。アニメも予定通り3日から放送されるらしいので、世界ってやっぱり強いんだなと思いました。
以下は冬アニメについての、各作品の軽い紹介、勝手な予想となっています。基本的に深夜アニメ・30分アニメを紹介してます。最近は配信限定とかありますが、実況勢なのでテレビ放送しているものだけでやってます。
オリジナルと原作ものは個人的に次のように分けています。
オリジナル:上記の原作もの以外。なぞれる原作がないもの。
原作もの:別媒体で発表済みのストーリーをアニメでなぞる形式のもの
上記の理由から、ラブライブ!のようなキャラだけ固まってるメディアミックスやソシャゲのアニメ化もオリジナル扱いです。アニメ見てストーリーの展開が気になったときに先取りできるのが原作もの、できないのがオリジナルだと思って貰えればいいです。
この記事は私見バリバリなので、情報だけ欲しい、5分アニメ、朝帯のアニメもカバーしたいという方は「つづきみ」のサイトやアニメイトさんのまとめをどうぞ。
ここでなら今期作品のPVをほぼ全部見ることも可能だったりします。合法的に。
オリジナル
メタリックルージュ
今期の+Ultra枠。ボンズ25周年記念作品という売り文句に相応しい、ボンズっぽいオシャレ感あるオリジナルアニメである。
女性バディものでCVが宮本侑芽と黒沢ともよ。どちらか一方でも視聴に「覚悟」が必要そうなキャストが揃っているということで、カロリーは高いが面白いのは確かであろう。ダメな方向にボンズっぽさが出ないかだけが心配である。
勇気爆発バーンブレイバーン
Cygamesによるオリジナルアニメ。タイトルの絶妙なダサさと文字の組み合わせから戦隊モノっぽい感じがするのだが、軍事ロボットものである。
Cygamesのオリジナルはゾンビ以降いまいち跳ねてない印象だが、このアニメ、なんと放送枠的に呪術の後釜にあたる。次の呪術の放送まで枠を維持するためにもこの作品は重要だと思うのだが、TBSは相当な勝負師である。ロボットが割と戦闘兵器っぽくカッコ良いので、売れてほしい。
月刊モー想科学
https://moh-scientific-anime.com/
今期の謎オリジナルアニメ。「月刊モー想科学」というムー的な超科学雑誌の編集部を舞台にした物語となっている。
あまり情報が無い状態ではあるが、監督と制作を見た感じでは「美男高校地球防衛部」のアトモスフィアを感じる。趙科学は現実でも普通に問題になる場面があるので取り扱い注意なのだが、果たして炎上せずに作れるのだろうか。そもそも売れないと炎上しようがないというのは置いておく。
ぽんのみち
- 監督・脚本:南川達馬
- アニメーション制作:OLM
今期のアニメイズム枠。麻雀をテーマにしたオリジナルアニメである。
美少女×麻雀というのは咲以来の伝統があるが、オリジナルでやろうというのはなかなか挑戦的。キャラクター原案を5等分の花嫁の作者にやらせた結果、巨乳しか出てこないのも、なんとなく咲の空気を感じる。
明治撃剣-1874-
- 監督:玉村仁
- シリーズ構成:戸塚直樹
- 制作スタジオ:つむぎ秋田アニメLab
BS松竹東急で放送されるオリジナルアニメ。明治を舞台にした時代劇になっている。
実写では予算的に厳しい殺陣や特撮も、アニメなら近しい迫力の画面が作れるということなのだろうか。最近は時代劇そのものが下火になっていると言われているが、普遍的な良さがあるジャンルなので売れてほしい。放送枠のせいで既に無理ゲー感出ているのは見なかったこととして。
ぶっちぎり?!
- 監督:内海紘子
- シリーズ構成・脚本:岸本卓
- 制作:MAPPA
MAPPAによるオリジナルアニメ。異常に豪華なスタッフで作るヤンキーものである。
千夜一夜物語を下敷きにしているとか言っているが、高校生が主人公なのに「童貞なことを気にしている」という設定づけをしているあたり、感覚がすごい前時代的である。高校生だったら童貞じゃない方が不自然というか、中学生の場合は同意があってもセックスしたら相手が捕まると思うのだが。
SYNDUALITY Noir 第2クール
最新ロボットアニメ、SYNDUALITYの分割2クールめ。1期目でヒロインが黒ギャル化して人格上書きされるという信じられない終わり方をしているので、2期ではどの辺で元に戻るのか。風呂敷を畳み切れるのかは注目したい。
HIGH CARD season2
- 監督:和田純一
- シリーズ構成:黒栁尚己
- 脚本:山下憲一 犬飼和彦 永井真吾
- アニメーション制作:スタジオ雲雀
- 制作:トムス・エンタテインメント/第6スタジオ
みんなで異能のカードを集める、お仕事カードキャプターなアニメの2期。1クール目が1年前だが、オリジナルアニメであることを考えると分割とみるべきか。
漫画や舞台と幅を広げているが、いまいち人気が可視化されていないので判断に困るところである。
原作もの
外科医エリーゼ
- 監督:羽原久美子
- シリーズ構成:赤尾でこ
- アニメーション制作:MAHO FILM
- Associate Producer:Kakao Entertainment Corp.
- 製作:Surgeon Elise Project
すっかりメジャージャンルになった、女性主人公の異世界もの。韓国のWeb小説と漫画が原作となっている。たしかに、タイトルがなろうっぽくない。
異世界の悪女が一度日本に転生した後、元の世界の子供の頃に戻るという、転生ものと見せかけた人生やり直しのタイムループものとなっている。転生の概念、自由すぎる。医療ものの側面もあり雰囲気的にやや真面目な印象を受けるが、女性メインキャラが主人公だけというのは少し残念というか。ほぼこれ少女漫画だよねという感じがする。
魔都精兵のスレイブ
ジャンプ+の漫画が原作のアニメ。女性しか使えない能力で謎の生物と戦うという、由緒正しきIS設定を引き継いだハーレムバトルものである。
かっこよくまじめに戦うかのようだが、タイトルの「スレイブ」はそのまんま、ヒロインの奴隷になるという設定を反映している。配信はテレビと若干違うバージョンになっているということで、何が違うかは推して知るべしだろう。ただ、Seven Arcsと西村純二という組み合わせは普通に名作路線もあり得るので、どういう方向に舵が切られるかは定かではないところ。両方の要素を兼ね備えたら最強だと思うので、その路線でお願いしたい。
魔法少女にあこがれて
- 監督:鈴木理人 大槻敦史
- シリーズ構成:木村暢
- アニメーション制作:旭プロダクション
今期の魔法少女枠アニメ。魔法少女に憧れていたのに悪の女幹部にされてしまったという女が主人公のエロコメディである。
隠れサディストな主人公が魔法少女たちを責め立てるということで、 放送時間も相まって完全なエロアニメ。放送版と修正が薄い版があるのも当たり前だが、アニメ公式サイトにヒロインたちの脱衣ブロック崩しが置かれているあたり、制作陣も本気である。
ゆびさきと恋々
- 監督・絵コンテ:村野佑太
- シリーズ構成・脚本:米内山陽子
- アニメーション制作:亜細亜堂
今期の少女漫画原作枠。耳の聞こえない少女が主人公の恋愛ものとなっている。
ろう者をテーマにした恋愛ものというと聲の形やsilentなどあったが、PVの感じだと重すぎない恋愛ものという感じがある。
結婚指輪物語
今期の漫画原作異世界アニメ。黄昏乙女×アムネジアのめいびい原作となっている。
タイトルはともかく内容は指輪物語のパロディではなく、異世界で勇者として魔王と戦うために異種族の姫と結婚していくという。ハイなのかローなのかよく分からないファンタジーであるが、ゲーム的異世界とはやや異なる印象。めいびい氏の漫画は黒の使い方が印象的な分、アニメ化すると絵的な強さが弱まるのは「かつ神」で感じた不満だが、今回は大丈夫だろうか。
異修羅
電撃文庫の人気原作がアニメ。作者がTwitterで元気な人というので有名な作品でもある。
濃いキャラがたくさん出る群像劇であり、原作人気からして面白いのは間違いない。
電撃文庫の人気作であれば最高のアニメ化待ったなし、と言いたいのだが、最近はナナツマとかビスコとか、イマイチ原作を活かしきれていない雰囲気が強く。既にDisney+独占配信が宣言されていたりして、色々と失敗要因は散見される。果たして全ての不安を払拭して大ヒットするのだろうか。
異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。
だいたいタイトルで分かる、なろうアニメの一作。転生して獣たちに好かれるという、緩いか分からないがふわふわな感じの作品である。
主人公がロリなので、動物×幼女というバズ要素の重ね掛けみたいな状態。売れるかは分からないが、オタクは絶対好きだと思う。
30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい
- 監督:奥田佳子
- シリーズ構成:金春智子
- アニメーション制作:サテライト
「チェリまほ」の略称でおなじみの、ゆるBLのアニメ版。30歳になった童貞が心を読めるようになって同僚男子からのラブコールに気づくという、ちょいファンタジーな要素が混じったラブコメである。
ドラマが大きく当たって映画にもなった上でアニメになるというのはあんまりないパターン。元が漫画なので、アニメの方がより原作に近い雰囲気にはなりそうだが、ドラマとして見たときは「こいつがなんで童貞やねん」と思ったのがアニメでもそのままなのは気になる。
スナックバス江
- 監督・脚本・シリーズ構成・美術監督:芦名みのる
- アニメーション制作:スタジオぷYUKAI
ネットで延々と擦られているギャグ漫画が原作のアニメ。SNSで切り抜き画像を見ない日はないやつである。
内容的に5分でやり逃げするくらいがちょうどいいだろうと思っていたが、まさかの30分枠という狂気。とりあえず、高橋李依による男性器の名称連呼は期待したい。
即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。
今期のなろう枠の一角。タイトル通り「どんな相手でも即死させる」というチートが使える主人公の異世界転生ものである。
「どんな相手でも即死させる」というトンでも設定な分、相手を殺すまでの振りで物語を作るという、ある意味でワンパンマン的な作りになっている。
佐々木とピーちゃん
- 監督:湊未來
- シリーズ構成・脚本:赤尾でこ
- アニメーション制作:SILVER LINK.
今期のなろう枠筆頭。なろうとカクヨム両方で連載されてMF文庫Jで刊行されてるあたり、モノの違いというのを感じる。
転生ものではなく現実と異世界を行き来するという設定に加え、異世界でも現実世界でもバトルするという盛り盛りな内容。初回1時間スペシャルということで角川的にも期待のかかった作品らしく、今期の大本命の1つである。
魔女と野獣
- 監督:浜名孝行
- シリーズ構成:百瀬祐一郎
- アニメーション制作:横浜アニメーションラボ
今期のTBSモクヨル。漫画原作のダークファンタジーとなっている。
PVを見る限り戦闘シーンも派手であり、TBSモクヨルとは思えない高水準さでビックリする。原作人気もありストーリーも面白そうなだけに、売れるには放送枠だけがネックだが。横浜アニメーションラボはいいアニメを作っているし、そろそろ一発ヒットしてもいいと思う。
悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~
- 監督:山岡実
- シリーズ構成:志茂 文彦
- アニメーション制作:寿門堂
今期も大量にある、なろうアニメの1つ。悪役令嬢ものも弾が尽きないようである。
乙女ゲームの悪役令嬢に転生した上で、バッドエンドを回避するためにレベル上げしたら強くなりすぎていたという。悪役令嬢とチート無双ものを悪魔合体させたようなあらすじは素直にすごいと思う。制作が面倒なヒーラーやポーション頼みの会社だけに、癖のあるアニメにしてくれそうであり、大穴も期待できる。
愚かな天使は悪魔と踊る
角川の漫画原作アニメ。タイトルはカッコいいが、ギャグよりのラブコメである。
川崎逸郎監督作品というだけで一定のレベルは確保されていると思うが、突き抜けてくれるものはあるか。内田雄馬と佐倉綾音の勢いだけでは厳しいところがある。
俺だけレベルアップな件
- 監督:中重俊祐
- シリーズ構成:木村暢
- アニメーション制作:A-1 Pictures
韓国のWeb漫画が原作のアニメ。なんとなく異世界転生っぽく見えるが、現実世界に異世界のダンジョンが現れるという捻りのあるファンタジー設定である。まあ、「主人公だけがゲームみたいにレベルアップできる」という設定なので、転生もの的な要素は十分にあるのだが。
外国産の原作でありながら、アニプレックスによる力の入れ方が見て取れるのは面白いところ。設定の特別感もあるので、きっちり作り上げてほしい。
休日のわるものさん
- 監督:小高義規
- シリーズ構成:後藤みどり
- アニメーション制作:シンエイ動画×SynergySP
ネット漫画原作アニメ。悪の組織の親玉の休日を描いたという日常物である。
戦隊ものオマージュのネタは多いが、悪役視点で緩い話というのが特徴か。日曜の最奥という放送時間に置くのが最適なのかはよく分からないが、スタッフが意外と気合が入ってるので、意外に跳ねるかもしれない。
最強タンクの迷宮攻略~体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される~
- 監督:熨斗谷充孝
- シリーズ構成:雨宮ひとみ
- アニメーション制作:STUDIO POLON
今期のANiMAZING枠にして、なろう原作アニメ。安心感すら覚えるタイトル通り、タンクが追放される話である。
追放からのスキル覚醒という伝統のあらすじだけに、テンポ感と奇抜さの技術点で差別化してほしいところだが、はたして。
最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。
- 総監督:山内重保
- 監督:堀内直樹
- シリーズ構成:高山カツヒコ
- アニメーション制作:STUDIO MASSKET
なろう原作のアニメ。スキル無双というよりは旅ものスローライフものに属するようである。
少女とスライムが旅をするというロードムービーな雰囲気は悪くないが、主人公が村から追放されているというのはやや不穏な感じがする。どう転んでもほのぼのしない設定だと思うのだが、雰囲気を壊さずに話に絡められるのだろうか。
SHAMAN KING FLOWERS
シャーマンキングの続編漫画のアニメ版。看板漫画として始まったのに雑誌の方が休刊になったので強制的に打ち切りからの改題再スタートをさせられたという、なかなか辛い経歴のある作品である。シャーマンキング本編より次世代、主要キャラの息子・娘にあたる世代の戦いを描いている。
立ち位置としては2021年の再アニメ化版の続編にあたるのだが、なぜか、その時に主人公を演じた日笠陽子が今作でも主人公役。前作主人公の息子役も同じ人が務めるって、それ、どこのドラゴンボールの孫家。野沢雅子に並ぶとは、日笠陽子も成長したものである。
戦国妖狐
マッグガーデンの漫画が原作のアニメ。「惑星のさみだれ」の原作者である水上悟志によるバトルものとなっている
水上悟志の代表作で人気漫画であることは間違いないのだろうが、連載開始が2007年で完結が2016年というのは流石に「今更」感は否めない。花田十輝によるアップデートがどのくらいかかるか次第というところか。妖狐だけに制作がWhite FOXというのは個人的に推していきたい。
ダンジョン飯
- 監督:宮島善博
- シリーズ構成:うえのきみこ
- アニメーション制作:TRIGGER
今期の原作枠、覇権候補筆頭。「ダンジョンでモンスターを調理して食べる」という、異世界×グルメ系の作品でも最も有名な部類に入る作品である。
原作は緻密な考証による味と調理方法の導出が売りなわけだが、アニメでそこにどうやって外連味を足すのか。既に劇場で公開されているのでクオリティは間違いないのだろうが、ラストまで保たれるか次第で評価は変わりそうである。
百千さん家のあやかし王子
- 監督:ボブ白旗
- シリーズ構成・脚本:蒼樹靖子(スタジオモナド)
- アニメーション制作:ドライブ
今期の少女漫画原作アニメの1つ。家を継いだらイケメン妖たちと同居することになるという、和風ファンタジーものである。
人気作品のアニメ化ではあるのだが、実は原作は2019年には完結済み。最近になって続編が連載されているが、作品そのもののWikiは存在しないという、いまいち人気度が判然としない状態にある。
治癒魔法の間違った使い方
今期もたくさんあるなろうの一作。一周回って大喜利のお題みたいになってるタイトルである。
設定を見る限り「治癒魔法を駆使して自己回復しながら戦場を切り抜け、仲間を回復する」という、別に間違った感じはしない使い方しかしてないが。どのくらい「間違った」使い方をしてくれるかで評価は決まると思うが、どっかの回復術士くらい間違ってないとインパクト不足なので頑張ってほしい。
道産子ギャルはなまらめんこい
- 総監督・シリーズ構成:湊未來
- 監督:星野美鈴
- アニメーション制作:SILVER LINK. × BLADE
今期のギャルアニメ。北海道を舞台にしたラブコメである。
ギャルがヒロインなのにエロ要素が薄そうなのはちょっと残念だが、貞操観念の固いギャルというのも、それはそれで悪くない。オーイシマサヨシがまたふざけた曲を歌っており、サビが流行りそうである。
望まぬ不死の冒険者
今期のなろう枠。タイトルだけだと分かりにくい、「最果てのパラディン」タイプである。
最弱だった冒険者がアンデッドになっても元の冒険者に戻ろうと頑張る、という内容であり、チート要素などは存在しない感じ。正直硬派すぎて近寄りがたい雰囲気もあるが、監督がスローループや俺好きなど割と緩い空気の作品を作ってきた人なので、意外と見やすい作品にはなりそうである。月曜の25時30分という放送枠にはかなりぴったりだと思う。
姫様“拷問”の時間です
- 監督:金森陽子
- シリーズ構成:筆安一幸
- アニメーション制作:PINE JAM
ジャンプラのギャグマンガが原作のアニメ。「拷問」とは名ばかりに姫様を設定するだけの緩いギャグである。
ギャグアニメということでキャラの濃さが重要になってくるわけだが、cv白石晴香はかなりぶっ飛んだ役もできる実績あり。というか、姫様側の声優が白石晴香×小林親弘というゴールデンカムイの主役コンビなので、相当に強いと思う。30分アニメゆえの飽きだけが怖い。
百妖譜
- 監督:董易
- 脚本:春日幽鈴
- 日本語吹き替え版制作:フジテレビジョン
フジテレビの新アニメ枠「B8station」で放送される作品。この枠自体が「外国アニメを吹き替え絵で配信する」というコンセプトで作られているので、当然本作も元々は中国産である。
妖怪のお医者さんによる妖怪たちの治療というヒーリングストーリーのような設定だが、PVはただいい話では終わらない感じの不穏さ。「+Ultra」枠の次の時間帯に放送するというのも気合の表れだともう。
ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する
- 監督:いわたかずや
- シリーズ構成:待田堂子
- アニメーション制作:スタジオKAI×HORNETS
今期のなろう枠の一角。悪役令嬢とタイトルにあるが別にゲーム世界等に転生しているわけではないという、ちょっとした変化球である。悪役ってなんだ。
転生者が転生前の知識を活かす代わりにループで得た経験を活かすという、発想としては新しいが物語的にはいつも通りの構造。主人公の萌え度が高そうなので、そこでどのくらい差別化できる。
烈火澆愁
- 監督:王淼
- 脚本:王淼 黎嘉潔
- 日本版制作:株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ
今期の中国アニメ吹き替え枠。中国産のBL小説が原作の作品である。
異能力がある現代バトルものという設定は面白そうだが、BLかという躊躇が半々くらい。できればBL要素以外にも面白があると嬉しいのだが。
青の祓魔師 島根啓明結社篇
- 監督:吉田大輔
- シリーズ構成:大野敏哉
- 制作:スタジオヴォルン
青エクのアニメ3期目。なんか唐突に生えてきた感あるが、1期が2011年、2期が2017年なので間隔的には自然と言える。とはいえ、制作スタッフはかなり違うので前期ほどの出力が出るかは未知数である。
うる星やつら 第2期
- 監督:髙橋秀弥 木村泰大
- シリーズディレクター:亀井隆広
- アニメーション制作:david production
令和版うる星の2期目。1期でだいぶ昔のノリをそのままお出ししてくれてたが、このまま続けてラストまで原作通りなのだろうか。
銀河英雄伝説 Die Neue These
- 監督:多田俊介
- シリーズ構成:高木登
- 助監督:森山悠二郎
- 制作:Production I.G
銀英伝の再アニメ化の後編。劇場で公開済みの「激突」「策謀」をテレビアニメ24話分にして放送するという、なんとも壮大な構成である。
公開済みなのだからクオリティ低下の可能性はないのだが、既に熱心なファンは見に行ってるわけで。ここからテレビ放送で銀英伝熱が盛り上がることはあるのだろうか?
キングダム 第5シリーズ
- 監督:今泉賢一
- シリーズ構成:高木登
- アニメーション制作:ぴえろ スタジオ サインポスト
みんな大好きキングダムの5期め。壮大すぎる話数にびっくりである。実写化もされたからか、いつの間にか「みんな知ってる」作品になっており。TLより現実世界の方で話に出てくることが多い作品というのはやっぱり不思議な感覚である。
弱キャラ友崎くん 2nd STAGE
- 監督:柳伸亮
- シリーズ構成:志茂文彦
- アニメーション制作:project No.9
ラノベアニメだと珍しい、分割とかではない本物の2期。まさか、友崎くんがここまで人気とは。
正直、ヒロインの言ってることが薄い恋愛指南書や自己啓発書っぽくて嫌だったのだが、主人公の成長した分だけそういう要素が減ることに期待したい。
1期に続いてDIALOGUE+にOPとED両方を担当させるというぽにきゃんの謎采配もあり、好きではないけど売れてほしいという不思議な感情を引きずり続けてしまっている。
真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 2nd
- 総監督:星野真
- 監督:高藤聡
- シリーズ構成:清水恵
- アニメーション制作:スタジオフラッド
なろうの追放もの、代表作の2期目。エッジの効いた演出とエッチなヒロインで1期はかなりTLの評判が高かったが、まさか2期ができるほどちゃんと売れていたとは思わなかった。
もう勇者まで街に来てるし追放もスローライフも何だったのか感があるが、2期ではせめてもうすこしスローライフしてほしい。
月が導く異世界道中 第二幕
異世界黄門さま、つきみちの2期。世直しアニメの割にヒロインが増えなさそうというのは、直す余地がありすぎではないだろうか。
火狩りの王 第2シーズン
WOWWOW独占アニメの2期。1期から引き続き放送はWOWWOWだけ、配信も都度課金しないと見られないという状態のため、正直誰が追えてるのか怪しい感じがする。せめて見放題には入れてほしいのだが。
僕の心のヤバイやつ 第2期
ネットで話題の漫画、僕ヤバの2期。スタッフも変わってないので既定路線という感じはするが、1期が2023年の4月に放送されていたので、分割なのか純粋な2期かいまいち分からないところである。
マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編
- 監督:田中智也
- シリーズ構成:黒田洋介
- 制作:A-1 Pictures
ジャンプ漫画であるマッシュルのアニメ2期。原作の方は既に最終決戦まで済ませて完結しているので、まだアニメは選抜試験前というのはびっくりである。
正直、話としては筋肉ネタの天丼でしかないのでスピード感が重要だと思っていたのだが、1期はやや展開が遅すぎた感がある。2期でどのくらいスピードアップしてくれるかは注目したい。
ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season
よう実の3クールめ。予告されていたとはいえ、本当に来ると感慨深いものがある。
遂に1年生編が完結するとのことで、前期ではシンプル暴力で全て解決していたのだが、どういう結末になるのだろうか。