2023年 秋アニメ一覧(まとめ) 予想と紹介

序文

 10月です。なんか平気で10月に入る前から始まってるアニメが多すぎて泣いています。秋は今日からのはずなんですが。

 以下は秋アニメについての、各作品の軽い紹介、勝手な予想となっています。基本的に深夜アニメ・30分アニメを紹介してます。最近は配信限定とかありますが、実況勢なのでテレビ放送しているものだけでやってます。

 オリジナルと原作ものは個人的に次のように分けています。

  • オリジナル:上記の原作もの以外。なぞれる原作がないもの。

  • 原作もの:別媒体で発表済みのストーリーをアニメでなぞる形式のもの

 上記の理由から、ラブライブ!のようなキャラだけ固まってるメディアミックスやソシャゲのアニメ化もオリジナル扱いです。アニメ見てストーリーの展開が気になったときに先取りできるのが原作もの、できないのがオリジナルだと思って貰えればいいです。

 この記事は私見バリバリなので、情報だけ欲しい、5分アニメ、朝帯のアニメもカバーしたいという方は「つづきみ」のサイトやアニメイトさんのまとめをどうぞ。

 ここでなら今期作品のPVをほぼ全部見ることも可能だったりします。合法的に。

オリジナル

16bitセンセーション ANOTHER LAYER

  • 監督:佐久間貴史
  • アナザーレイヤー・メインストーリー:若木民喜 髙橋龍
  • アニメーション制作:st.シルバー

 今期の懐古枠。90年代の美少女ゲーム黎明期にタイムリープした絵師の奮闘を描いた作品となっている。Anotherとある通り、16bitセンセーションという漫画を単にアニメ化しただけではないらしい。「Another」というサブタイトルに当時のセンスを感じるのはToHeart2大好きっこだからだろうか。  元となる作品がAQUAPLUS関係者による同人誌というだけあって、当時の雰囲気の再限度には余念がない。とりあえず、ヒロイン二人が堀江川澄という時点で懐かしさカンストではあるので、期待したい。

アイドルマスター ミリオンライブ!

  • 監督:綿田慎也
  • CG監督:塩谷大介
  • シリーズ構成・脚本:加藤陽一
  • アニメーション制作:白組

 アイマスの新アニメ。今まで散々ネタにされてきた「ミリオンのアニメ」である。  大願成就といいつつ白組制作のCGアニメということで「歪んだ達成」という感じが若干あったが、PVを見る限りでは違和感などはほとんどない。むしろ「ニチアサ」という枠が枷にならないかの方が心配である。

ウマ娘 プリティーダービー Season 3

  • 監督:及川啓
  • シナリオディレクター:小針哲也
  • シリーズ構成:永井慎吾 小針哲也
  • アニメーション制作:スタジオKAI

 今期のサイゲアニメ。競走馬の擬人化アニメも遂に3期である。  今期はキタサンブラック世代+サトノダイヤモンド世代ということで、既に事前番組での盛り上がりは半端ない。折しも現実では秋G1でキタサンブラック産駒が暴れまわりそうであり、出来すぎなくらいのタイミングである。史実と照らし合わせていくと、序盤の方ほど曇る内容になりそうだが、この位のビッグコンテンツだとそっちの方が話題になっていいだろう。  果たして、ドゥラメンテはアニメに出てくるのか、懸念はそのくらいである。

アークナイツ【冬隠帰路/PERISH IN FROST】

  • 監督:渡邉祐記
  • 副監督:西川将貴 道解慎太郎
  • シリーズ構成:Yostar Pictures
  • アニメーション制作:Yostar Pictures

 YoStarのゲーム原作アニメ、2期目。  前期で既に噂に違わぬ重さ全開のストーリーでプレイヤー以外を置いてけぼりにしていた気がするが。「抜き」のシーンが足りない問題は常にあるが、話自体は面白かったので2期目も期待したいところである。

カミエラビ

  • 監督:瀬下寛之
  • 副監督:井手恵介 石間祐一 りょーちも
  • シリーズ構成・脚本:じん
  • アニメーション制作:UNEND

 今期の+Ultra枠。シリアスと見せかけてフェチのつまった、お馬鹿寄りなサスペンスものである。  カゲロウプロジェクトのじん氏が脚本構成で入ってるが、正直それならば音楽面にも関わってほしい。MONACA×じん、盛り上がりそう。

ビックリメン

 何故か突然始まった、ビックリマンの新アニメ。最近では天使様ウエハースとかが話題になっていたが、まさか本家本元が新作で来るとは思わなかった。  いくら懐古レトロブームの最中とはいえ、流石にビックリマンは無理がある。と思ったのだが、MyGoのアニメでぶちかましを見せたゆにこ女史が構成で入ってるのは気になるところ。あれくらいキレのある話を持ってきたら、化けると思うのだが、はたして。

僕らの雨いろプロトコル

  • 総監督:山本靖貴
  • 監督:加藤大志
  • ストーリー原案:兀兀
  • シリーズ構成:高山カツヒコ 山本靖貴
  • 脚本:高山カツヒコ
  • アニメーション制作:Quad

 今期のNUMAnimation枠。e-Sportsをテーマにしたオリジナルアニメとなっている。  正直、5年前と比べて最近ではe-Sportsというテーマ自体が目新しさに欠ける気はするのだが。既存のゲームではなく劇中作のオリジナルゲームを扱っているため、ゲーム自体の面白さがどのくらい伝わるかがポイントだろう。

オーバーテイク

  • 監督:あおきえい
  • シリーズ構成:関根アユミ
  • スーパーバイザー:高山カツヒコ
  • アニメーション制作:TROYCA

 なぜか被った、今期のモータースポーツアニメ。MFが公道を走るのに対し、こちらはサーキットを走るので割とまっとうである。  あおきえい監督であり、スタッフ的にも普通に期待はできそう。ただ自称「TROYCA初のオリジナルアニメ」らしいのだが、アルドノア・ゼロはノーカンということなのだろうか。

川越ボーイズ・シング

 今期の川越アニメ。男子ばかりの合唱部(ボーイズ・クワイア)を描いたオリジナルアニメである。  男声合唱という引きがありつつ、物語の骨格は問題児×個性の強い先生という金八先生時代から続く伝統的なスタイル。逆に男声合唱という要素の方が地味で足を引っ張りそうな気もするが、はたして。

絆のアリル セカンドシーズン

 Vtuberアニメの2期目。1期で主人公5人のチームが結成される話だったのに対し、今期からは別チームも絡んでくるらしい。  正直、1期目で予想以上に「キズナアイ」という存在に引きが無かったので既に敗戦処理という雰囲気なのだが。曲は良いしキャラが増えたら化けそうな感じはするので、なんとかしてこの先から巻き返してほしい。

Paradox Live THE ANIMATION

  • 監督:安藤尚也
  • シリーズ構成・脚本:伊神貴世
  • アニメーション制作:PINE JAM

 ラップコンテンツ、パラライのアニメ版。  「ライブで観客に幻影を見せながらラップバトルする」という、ヒプマイと被ってるようで被ってない設定をしており、本家と同じクールに放送というのはなかなか攻めていると思う。

B-PROJECT ~熱烈*ラブコール~

  • 監督:武田睦海
  • シリーズ構成:小中綺ら MAGES.
  • アニメーション制作:旭プロダクション

 忘れた頃にやってくる、Bプロのアニメ。1期が2016年で2期が2019年ということで、実は周期通りとなっている。  3期と名乗っているが、ほぼオリジナルアニメで製作スタッフも変わっているのでかなり別物と言っていいだろう。A-1→BN→旭という制作会社の変遷はだいぶ都落ちな感じはするが、曲のクオリティは落ちないようなので期待したい。個人的に1期→2期で変更された主人公の声優が金元さんに戻らないのは残念だったのだが、仕方ないか。

ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Rhyme Anima +

 ラップでバトルするヒプマイのアニメ2クール目。いつもの4グループに加え、今期では大阪・名古屋の2グループもがっつり出てくるようである。  1期のインパクトもあって注目度は高いが、パラライというコンセプト丸被りなアニメが同時に放送されるのは、ちょっと嫌なところ。一期で出てきたアニオリラッパーの活躍は期待したい。

原作もの

星屑テレパス

  • 監督:かおり
  • シリーズ構成:高橋ナツコ かおり
  • 制作スタジオ:Studio五組

 今期のきらら枠。おでこをつけてテレパシーをするという最高な設定がある作品である。  きららとしてぼっちの勢いに続くかと思いきや、FOD独占配信という先行き不安な状態。ぼっちよりは王道な「きらら作品」という感じなので、これがしっかり流行ると嬉しいところである。

はめつのおうこく

 今期のアニメイズム枠。マッグガーデンの漫画が原作となっている。  科学文明を生んで魔女狩りを始めた国家に対し、魔女狩りで母を失った主人公が復習を誓うというハイファンタジーな復讐譚。異世界ものが多い中でも、魔法と科学の軋轢をしっかり描くアニメはかなり珍しいところ。アニメイズムという放送枠もあって、今期の中では最も気になるダークホースである。

ラグナクリムゾン

 今期のキンレコアニメ。竜を倒す少年が主人公のハイファンタジー漫画が原作となっている。  ガンガンJOKER連載作品らしく設定も凝っており、初回1時間スペシャルという力の入り方も納得できるが、いかんせん放送時間がネック。NUMAnimationn勝てるだろうか。

私の推しは悪役令嬢。

 今期のなろう百合アニメ。乙女ゲーに転生して悪役令嬢を攻略するという、ありそうでなかった転生百合である。  多士済々な異世界アニメの中でも、百合は割と貴重な部類。コミカライズが百合姫で連載されてるあたり「本物」という感じが強いので、貴重なGL枠として期待したいところ。

攻略うぉんてっど!~異世界救います!?~

  • 監督・シリーズ構成・脚本:劉思文
  • 日本版制作:KADOKAWA

 今期のゲーム世界転生アニメ。なろう小説原作と見せかけて、bilibiliによる純中国産である。  「社畜OLがゲームの世界に転生する」という、マジで日本のネット小説と何も変わらない導入にびっくりするが、社畜生活って世界共通なのだろうか。原神のゲームを彷彿させるCGキャラはめちゃくちゃ可愛いので、場合によってはかなり流行るかもしれない。裏がフリーレン?知らないなあ。

SHY

 今期のチャンピオン漫画原作アニメ。恥ずかしがり屋の少女が主人公のヒーローものである。  筆者は女の子が恥ずかしい顔をしてるだけで満点を出してしまうので、当然このアニメも満点なのだが。チャンピオン漫画原作アニメは事前人気以上の面白さを見せてくれることが多いので、本作も期待したい。

聖剣学院の魔剣使い

 今期の石鹸枠。古きよき魔法学園ものである。  とにかく、主人公が10歳でヒロインが全員お姉さんというのが大変良い。最近はオネショタ成分が不足していたのでありがたい限りである。放送時間的にド深夜なので攻めた描写も期待したいところ。

ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~

 今期のキンレコ枠、前半の方。ハイファンタジーぽく見せかけて、未来のことが書かれた日記をもってタイムリープして運命を回避するタイプの異世界ものである。  主人公はマリーアントワネットのパブリックイメージそのままのような人間だが、そんな人間が毎日のことを日記に残すなんてことあるのだろうかという疑問は抜けないが。上坂すみれによるハイテンション姫様ははまり役なので、キャラの力でどれだけ持つかは注目したい。

でこぼこ魔女の親子事情

  • 監督:たかたまさひろ
  • シリーズ構成:ジャイロナックル
  • アニメーション制作:A-Real

 今期の親子百合アニメ。小さい母親とでっかい娘という、王道にして覇道なカップリングである。  百合もので抑えてほしいポイントはしっかり押さえられており、PVを見てもテンポ感が良く、出来はかなり良いと思われる。不安があるとすれば、A-Realが30分アニメ初制作というくらいか。

ひきこまり吸血姫の悶々

  • 監督:南川達馬
  • シリーズ構成:大知慶一郎
  • アニメーション制作:project No.9

 今期のGA文庫アニメ。「ひきこまり」という緩い語感から勘違いしてたが、普通にGA文庫大賞の受賞作というエリート作品である。  「ひきこもりだった主人公が実力を偽って戦いに挑む」というのは王道だが燃える展開。そこに萌えるキャラが合わされば最強と思われる。project No.9だけあって可愛さも安定してるので、ストーリー面でどれくらい盛り上げてくれるか、期待したい。

豚のレバーは加熱しろ

 今期の電撃本気枠。豚に転生して、心を読み取れる美少女と旅をするという異世界ファンタジーになっている。  異世界転生=なろう原作と思われがちだが、実は電撃小説大賞で金賞を受賞した本格派エリート。インパクトあるタイトルからも中々センスを感じる。アニプレ×電撃という枠の後押しもあり、異世界転生ものの中でも鶏群の一鶴になる可能性は高い。

ポーション頼みで生き延びます!

  • 監督:中西伸彰
  • シリーズ構成:伊神貴世
  • アニメーション制作:寿門堂

 今期のなろう枠。タイトル通り、ポーションを作る女性主人公ものとなっている。  のうきん、ろうきん、と2作もアニメ化している原作者だけあって、主人公の可愛さと変さが絶妙な塩梅。本作は前2作以上に人気なようなので、期待値も上がるところである。

ミギとダリ

  • 監督・シリーズ構成・音響監督:まんきゅう
  • 副監督:榎本守
  • アニメーション制作:GEEKTOYS×CompTown

 今期のスタイリッシュギャグ枠。原作は2年前に完結しているが、満を持してのアニメ化である。  「2人の少年が母親の死の真相を探るために一人二役を演じる」というとてもシリアスなイントロであるが、本質は「坂本ですが?」と同じスタイリッシュギャグ。ただ、1クールで完結させようとすると本質であるギャグの方が削られそうであり、そこは少し不安なところである。

経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。

  • 監督:大庭秀昭
  • シリーズ構成:福田裕子
  • アニメーション制作:ENGI

 今期のギャルアニメ。「経験」は何かよくわからないが、人生経験だろう。  直球にセクハラなタイトルということで、内容は逆に真剣な恋愛ものという感じはする。ただ、やはりギャルが出てエロくならないのはアニメ的には物足りないので。多少強引にでもエロを挟んでほしい。

暴食のベルセルク

  • 監督:柳沢テツヤ
  • シリーズ構成:國澤真理子
  • アニメーション制作:A・C・G・T

 今期のなろうアニメの一作。スタイリッシュなタイトルで本格派感を出しているが、原作の小説には「〜俺だけレベルという概念を突破する〜」というサブタイトルがついてる通り、無双系である。  水曜25時半という放送時間にA・C・G・T制作ということで、普通にエロは期待できる。

アンダーニンジャ

  • 監督:桑原智
  • シリーズ構成・脚本:大知慶一郎
  • アニメーション制作:手塚プロダクション

 今期のTBSモクヨル。アイアムアヒーローの作者の新作ということで、ゾンビの次はニンジャという露骨なジャンル選択である。  講談社の人気原作をアニメ化するのにまさかこの枠とは思わなかったが、制作スタッフは非常にモクヨルっぽい。これが流行ればアイアムアヒーローのアニメ化も夢ではないので頑張ってほしい。

アンデッドアンラック

  • 監督:八瀬祐樹
  • シリーズ構成:蓜島岳斗
  • アニメーション制作:david production

 今期のスーパーアニメイズム枠。呪術に続く、ジャンプ看板作品のアニメ化である。  「呪術に続く」とは言うものの、こちらはだいぶ傾向が違うと言うべきか。能力解釈の小難しさなど「オタク寄り」な感じが強いので、同じくらい流行るかは未知数。切りどころも難しいが、どこまでやるのだろうか。

MFゴースト

  • 監督:中智仁
  • シリーズ構成:山下憲一
  • 脚本:山下憲一 稲荷明比古
  • アニメーション制作:FelixFilm

 今期の懐古趣味枠。頭文字Dと同じ世界観で少し未来の話を描いた漫画が原作となっている。  かつての頭文字Dよろしく、OPがavexの本気アゲアゲ曲でありエンジンのかかり方は尋常ではない。日曜24時という、若干アゲアゲで車を運転するのには向かない放送時間だけ気になるが。

鴨乃橋ロンの禁断推理

 今期の探偵枠。ネットにいるお姉さん達の故郷にして古傷である家庭教師ヒットマンREBORN!の原作者、天野明の最新作のアニメ化でもある。  天野明の美麗な絵がありつつ、「犯人を自殺に追いやる」という、コナン君が聞いたらぶちきれそうな特徴をもった主人公像がなかなか面白いところ。放送時間帯が早いのもあって、ハマればヒットしそうな、ダークホース寄りの原作ものである。

新しい上司はど天然

 今期のA-1アニメ。BLと見せかけた、男性だけの社会人日常ものである。それはもうただの会社なのでは?  アニプレ枠で男ばかりのアニメと見ると、どうしてもBLに思えてしまうが、あくまでも日常ものということで。はたして、おっさんだけの画面で日常の緩いノリを見せられることに耐えられるのだろうか。

お嬢と番犬くん

  • 監督:高本宣弘
  • シリーズ構成・脚本:皐月彩
  • 脚本:平見瞠 冨田頼子
  • アニメーション制作:project No.9

 別フレの漫画が原作のアニメ。少女漫画らしい、反社男性との恋愛ものである(偏見)。  ワンシチュエーションワンヒロインの恋愛ものが増えてる昨今だが、考えてみれば、男女逆ならよくある少女漫画の王道パターンである。ラブコメは多いが少女漫画ベースは少ないクールなので、差別化は容易。既にフライングで始まってる節操のなさはいただけないが、期待できそうではある。

帰還者の魔法は特別です

  • 監督:川口太詩
  • シリーズ構成・脚本:鴻野貴光
  • アニメーション制作:アルボアニメーション

 今期の転生しない系異世界アニメの1つ。なろう原作と見せかけて、ピッコマなどで読める、韓国漫画が原作となっている。  「過去に戻って世界の崩壊を防ぐ」という設定ではあるが、自在に戻れるわけでなく能力と知識だけ持って帰る形なので、タイムリープというよりは転生チートに近い。アニメでは崩壊を防ぐという大目的が達成されることはなさそうなので、どういう落としどころになるかがポイントだろうか。

君のことが大大大大大好きな100人の彼女

  • 監督:佐藤光
  • シリーズ構成:あおしまたかし
  • アニメーション制作:バイブリーアニメーションスタジオ

 今期のラブコメ枠の1つ。「出会う運命の人100人全員を幸せにするために奮闘する」という、かなり変則的なハーレム恋愛ものである。  さすがに100人は出てこないが、PVで5人なので最終的には10人くらいは出てきてくれそうな予感。とにかくテンション高くやってほしい。

クズ悪役の自己救済システム

  • 監督:秦鶴陽
  • 脚本:王鋳 樊夢丹
  • 日本版制作:株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ

 今期の異世界転生もの。「魔道祖師」原作者のデビュー作を原作としている。どうも、中国でもファーストキャリアはとりあえず異世界転生を書くというのがネット小説の王道らしい。  読んでいた小説の悪役に転生といいつつ、主人公が浪川大輔なのでビカレスクというよりはクズ笑いものという感じが強い。師弟BLの側面もあるようだが、はたして腐女子需要は生まれるのだろうか。

薬屋のひとりごと

 今期のなろう筆頭にして非異世界転生もの。これだけの数の異世界転生があって、筆頭が中華風王宮ファンタジーというのも皮肉である。  人気原作であり面白いことは間違いなさそうなのだが、土曜の深夜25時というゴミみたいな放送時間だけがネック。MXともテレ朝とも被るのは勘弁してほしいのだが。

婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む

  • 監督:浅見隆司
  • シリーズ構成:内田裕基
  • アニメーション制作会社:ゼロジー×デジタルネットワークアニメーション

 今期の令嬢アニメの1つ。「イケナイこと」と言いながら人間としての幸せを教えるという平和なアニメである。  イチャイチャした雰囲気が好きなら間違いなく合いそうだが、さすがに今期はラブコメが多すぎるのがネック。杉田智和の演技力だけでどれだけ差別化できるのだろうか。

最果てのパラディン 鉄錆の山の王

  • 監督:岩永彰
  • シリーズ構成:髙橋龍
  • アニメーション制作:OLM SUNRISE BEYOND

 「最果てのパラディン」の2クール目。放送当時は丁寧な割にはねてない印象だったが、無事に2期ができるくらいには売れていたらしい。  構成以外のスタッフが変わってしまっており、ついでに主人公も成長しちゃったので1期と見比べるとだいぶ違うアニメという雰囲気がある。

葬送のフリーレン

 今期の覇権候補アニメ。押しも押されぬ、小学館の大看板である。  内容以上に、放送前の周辺情報で「覇権」のオーラを出しており、1話を金曜ロードショーの枠で放送するなどやりたい放題である。正直、話としてはかなり地味めなトーンなので、ここまで賭けて大丈夫なのか、他人事ながら心配になってしまう。

とあるおっさんのVRMMO活動記

  • 監督:中澤勇一
  • シリーズ構成:待田堂子
  • アニメーション制作:MAHO FILM

 今期のなろうアニメ、ゲーム部。タイトルがそのままあらすじになるという親切設計な作品となっている。  転生だらけの世の中で、一応は地続きであるVRMMOとはとても「現実的」と言っていいのかもしれないが、「ゲーム」と言われると真面目に見られないところがあるのも事実。テンポよく面白を出してくれるかが勝負の分かれ目だろう。

ブルバスター

  • 監督・シリーズ構成:青木弘安
  • アニメーション制作:NUT

 今期のロボットアニメ枠。オリジナルに見せかけて小説が原作となっている。  零細企業がコストを気にしながら大型怪獣とロボットで戦うというのは、斬新に見せかけて『地球防衛企業ダイ・ガード』を思い出すところ。地元の応援もあって期待は高そうなのだが、監督が変わるなど思ってるより迷走を経てのアニメ化だけに、不安は強い。

冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた

  • 総監督:もりたけし
  • 監督:村田尚樹
  • シリーズ構成:百瀬裕一郎
  • アニメーション制作:颱風グラフィックス

 今期のなろうアニメの1つ。娘によって持ち上げられまくる父親TUEEEものである。  主人公が青年だと嫌味になるのでおっさんにすればTUEEEでも何となく許されるというのは分かるが、それにしても娘というのは嫌な生々しさがある。

柚木さんちの四兄弟。

 今期の日常枠。男四兄弟の暮らしを描いた漫画が原作となっている。  原作は日常ものとしてかなり売れているようであり、日曜午後にも再放送を組めるくらいには良識的であるらしい。ただ、脚本が重要な日常系で構成担当がスタッフにいないことは気になる。

陰の実力者になりたくて! 2nd season

  • 監督:中西和也
  • シリーズ構成・脚本:加藤還一
  • アニメーション制作:Nexus

 スタイリッシュ中二病コメディ、陰実の2期目。  1期目で既にシリアスさとバカらしさの配合が絶妙だったので、スタッフが変わらない今期も不安はないだろう。欲を言えば意味もないエロ回が足りていなかったので、そこはマシマシにしてほしい。ゲームのCMくらい軽率に水着になっても視聴者は構わないと思うが。

カノジョも彼女 Season 2

  • 監督:鈴木孝聡
  • シリーズ構成:大知慶一郎
  • 脚本:大知慶一郎 犬飼和彦
  • アニメーション制作:SynergySP

 マガジンの二股ラブコメの2期目。前と同じアニメイズム枠となっている。  ラブコメアニメの常として、1期では後発ヒロインほど出番が少ないという割を食っていたのだが、今回は追加ヒロインが少ない分、そちらにも出番は回ってきそう。とはいえ、流石にラブコメの多すぎる昨今においてギャグ寄りのスタイルで生き残れるのだろうか。

ゴブリンスレイヤー

 ハードすぎる異世界ファンタジー、ゴブスレの2期。映画を経ての新規テレビアニメとなっている。  1期はハードな世界観とリョナ描写で盛り上がったが、2期は流石に縦軸がほしいところ。

終末のワルキューレ

 今期のタイマンバトル枠。タイトルが変わってないのでわかりにくいが、分割2クールの後半にあたる。  今期の釈迦戦あたりから、タイマンに加えて場外乱闘も交わる形になり始めるようだが、テンポ感は改善されるのだろうか。

SPY×FAMILY Season2

 集英社キラーコンテンツ、スパイファミリーの2期目。前期が分割2クールだったところからの早めのSeason2なので、本当にヒットしているらしい。  世間とTLで話題性にとても乖離がある本作だが、はたして今期はどのくらいの差が生まれるのか。ミュージカルとか普通にヒットしてるらしいし、ビックリなことこの上ない。

聖女の魔力は万能です Season2

 女性主人公のなろうアニメ2クール目。1期目は序盤から眼鏡をはずす暴挙に出て話題になっていたが、2クール目になっても眼鏡は復活しないようである。眼鏡が似合うのに、なぜかけないのか。

盾の勇者の成り上がり Season3

 なろうの「盾」こと盾の勇者の3期目。去年のSeason2とセットで発表されていたので実質分割2クールのような気持ちである。監督が変わってしまってはいるが、キネマシトラスの主力作品であることは間違いないので、一社総出で作り上げてくれるだろう。

デッドマウント・デスプレイ 第2クール

 成田良悟の逆異世界転生もの、分割2クール目となっている。  1クール目では濃いキャラの応酬でいかにも成田良悟という感じだったが、デュラララ等と比べると思った以上に跳ねなかった印象。このまま敗戦処理にならず盛り返してほしいところだが、はたして生き残れるだろうか。

東京リベンジャーズ 天竺編

  • 監督:初見浩一
  • シリーズ構成:むとうやすゆき
  • アニメーション制作:ライデンフィルム

 色々あった東リベのアニメ。色々あったがまだ人気はあるらしいので、引き続きのアニメ化ということらしい。  一時期は「女の子の漫画好き=東京リベンジャーズ」みたいな構図があったのだが、すっかりそういう人は鳴りをひそめてしまった印象。流行りすたりの早い世の中である。

Dr.STONE NEW WORLD(第2クール)

 Dr.STONEの3期分割後半クール。ジャンプ本誌勢的には「過去の作品」という感じであり、実際既に連載終了から1年以上経っているのだが、アニメはこれからがいよいよ盛り上がるところである。

範馬刃牙 2期

 みんな大好き「バキ」のアニメ。NETFLIXで配信しつつほぼ同時にテレビでも放送してくれるという、とても太っ腹な計らいである。  前期は刑務所編で、今期はいよいよピクル編。音速パンチとかトリケラトプス拳とか、既に単体で有名のコマたちをアニメで見られるのが今から楽しみなところ。

魔法使いの嫁 SEASON2 第2クール

  • 監督:寺澤和晃
  • 脚本:高羽彩 米内山陽子 西中千晶
  • アニメーション制作:スタジオカフカ

 まほよめアニメの2期、分割後半。種崎さんはこれとフリーレンとスパイファミリーで大忙しである。