序文
年末ですね。秋アニメも続々と最終回を迎えていますが、個人的にはフリップフラッパーズという大物が残ってるのでまだまだ終わってない気分です。今年こそは話数ベストとかやりたいですが、その前にいつも通り冬アニメの予習を。
以下は冬アニメについて、各作品の軽い紹介、勝手な予想となっています。深夜アニメ・30分アニメを基本にして紹介してるので朝帯や夕方アニメ、5分アニメには抜けがいくつかあります。公式等ソースの確かなものから得た情報を使うよう心がけていますが、基本は個人的なメモの延長です。なので主観と適当な予想が交じった雑多なものになってますが、今期アニメ視聴の参考になれば幸いです。前半がオリジナルアニメ、後半が原作モノになります。
追記:原作ものとオリジナルの区分が分からないと言われたので個人的な分け方を書くと次のようになります
原作もの:別媒体で発表済みのストーリーをアニメでなぞる形式のもの
オリジナル:上記の原作もの以外。なぞれる原作がないもの。
ラ!や今期だとBANG DREAMみたいなキャラだけ固まってるメディアミックスやソシャゲのアニメ化もオリジナル扱いです。アニメ見てストーリーの展開が気になったときに先取りできるのが原作もの、できないのがオリジナルだと思って貰えればいいです。感覚で分けてるのであてはまらないものも何個かありそうですが。
文章を読むのが面倒な人はこの動画で確認してください。(例によって自分のあげたものではないですが)
オリジナルアニメ
セイレン
TBS木曜深夜枠の後半。ビジュアルからわかる通り、キャラ原案はアマガミの高山箕犀。彼が構成脚本まで担当したオリジナル作品となっている。つまり実質アマガミ2。世界観もアマガミの9年後であり、前作のメインヒロインの親族キャラがいたりとクロスオーバーな要素は多い。1ヒロイン4話のオムニバス形式もアマガミSSから受け継いでいる。
監督はアマガミSSplus+のときと同じく小林智樹。制作はStudio五組とAXsiZという紅殻のパンドラ以来の共同体制。高山箕犀のストーリー構成力がどのくらいのものか未知数だが、アマガミ時代から絵以外のところでも積極的に関与していたらしいので大丈夫かと思われる。
リトルウィッチアカデミア
2012年アニメミライで話題になり、映画にもなった作品。新規オリジナルでTVアニメ化ということでまさにたたき上げの出世頭である。立派な魔女を目指す魔法少女たちの学園もの。監督・制作はここまでと変わらず吉成曜・Triggerの体制。更にTVアニメ化に合わせて2作目の劇場版脚本を担当した島田満を構成として迎えている。ななついろドロップスやリトバスの構成を担当した人であり実力は十分。テレビアニメとして上手くまとまると期待できる。
アニメミライ出身のテレビアニメと言えばデス・ビリヤードから始まったデス・パレードがあるが、あれに続くヒット作になるか、オリジナルでは注目度が最も高い作品。
アイドル事変
「アイドル議員が日本を変えるために歌って踊る」というコンセプトのメディアミックスプロジェクト、アニメ編。仕掛け人がMAGESであり、夏のB-projectと同郷といえる。アプリゲームをすでに展開しているが、上記の通り原作がアプリゲームというわけではない。
制作はMAPPA、監督はうしおととらの時に作画監督をしていた吉田大輔。構成の高山直也は実写ドラマなどで多く脚本をしている人であり、アニメではちはやふるの構成脚本を担当した経験がある。そのため、ストーリー展開は期待ができそう。主題歌の作詞作曲につんくさんがかかわってるなど、アイドル要素もうまく補強されている様子。MAPPAの作るダンスシーンがどうなるかなど、注目ポイントが多い作品。
スクールガールストライカーズ Animation Channel
CMで有名なスクエニのスマホゲームのアニメ化作品。異世界からくる謎の敵とそれに対抗する戦士を育てる学校、そこでチームを組む少女たちと、設定としてはよく見るタイプ。美少女だらけの学園ものである。
制作J.C.STAFF、監督は禁書やあずまんが、トリニティセブンの錦織博、構成に吉岡たかをということで、スタッフ陣からはこの作品にかける気合を感じる。原作もので有名な人を集めた布陣からすると、ゲームのシナリオを下地にしているとも推測できるが、基本はほぼオリジナル。世界観とキャラをバランスよく見せられるかが気になるところ。
GRANBLUE FANTASY The Animation
Cygamesの同名ゲームが原作。脚本もCygames名義となっており、ゲームの筋をなぞったアニメになると予想される。Cygamesは以前にバハムートでとんでもない映像クオリティを提供していたが、今回もPVの絵からは資金力が見え隠れしている。OPにバンプオブチキンを採用してるあたりもお金の要素。
監督は魔法少女リリカルなのはVividの伊藤祐毅。制作A1。覇権アニメを作るという気合は感じるが、ファンタジーは売上競争では分が悪いところ。果たして。
とか言ってたらどうも1月からは「先行放送」と銘打って一部分だけ流し、本放送は4月からになる様子。放送延期も物は言い様ですね
けものフレンズ
5分と思いきやがっつり30分やるらしいテレ東のアニメ。ヒトの姿をした動物たちの暮らす世界の物語ということで、獣耳属性大好きオタク大歓喜である。同名のゲームを含めたメディアミックス作品なのだが、すでにゲームの方がサービスを終了しているという鬼斬のような状態。大丈夫なのかこれ。
監督はてさぐれ部活もの!のアニメーション監督、制作もてさぐれの会社という事で、フル3DCGアニメ。ダテコーは関係ないのでアドリブパートはない。脚本の田辺茂範は演劇やドラマなどの人であり、どのような話になるかは全くもって予想しえない。
AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-
2011年発売の同名PSPゲームが原作。しかしメインキャラはゲームには出ておらず、ほとんどオリジナルアニメとなっている様子。原作は秋葉原を舞台に「脱衣」を武器に吸血鬼と戦うという話であり、公式サイトのクリックで服がはがれるおバカ仕様から考えるにテイストはほぼ同じになりそう。
制作がGONZO、監督が博史池畠、そして主要キャスト3人がイヤホンズということでほとんど雰囲気は「それが声優!」。OPもイヤホンズの3人組が歌唱する。バカ要素の強いバトルということで、気になるのは戦闘シーンの迫力とテンポ感。GONZOの本気がみられるか果たして。構成はReLIFE、せかつよ、タクティカルロアと幅広い構成経験がある兵頭一歩であり、全体を通したストーリーは安定してると予想される。
ハンドシェイカー
GoHandsのオリジナル作品。深層心理から武器を取り出して戦うというよく見た設定のボーイミーツガールものといった様子であり、ギルクラを彷彿とさせる。タイトルのハンドシェイカーは武器を呼び出すためのキーとなる行動がハンドシェイク(握手)であることから。
監督・構成に金澤洪充ということで、GoHands的には鉄板の布陣。Kは主に女性に向けて思ったよりヒットしていたようだが、女性比率が多めになっているこちらははたしてどうなるか。
チェインクロニクル ~ヘクセイタスの閃~
劇場でよく予告を見る作品。4話でひとまとめの劇場版をTVで1話ずつ流す様子。ゲーム原作らしい壮大なファンタジー作品である。監督は作画畑の工藤昌史、構成は待田堂子であり、最近よく見る作画系の監督とベテラン構成の組み合わせ。名作率が高い。劇場にかけてからのテレビ放送なのでクオリティが保証されてるはず。
BanG Dream!
声優が実際に演奏する斬新な二次元ガールズバンド企画、待望のアニメ化。ブシロードプッシュやCMの本数から力は入っていることが伺えるが、メインの半分が新人声優だったりして不安は強い。
監督大槻さん、製作XEBECというTo LOVEるの現場にフリフラのゆにこ氏が加わるという面白い布陣。音楽は上松さんということでバンドアニメとして期待される曲の面は不安がない。
MARGINAL#4 KISSから創造るBig Bang
ここ最近毎クールひとつはある男子アイドルアニメ。今回は現役高校生アイドルの日常とステージ上のクロスオーバーを描く内容となっている。あくまで学生のアイドルなのでスクールアイドルではない。監督の鈴木健太郎は初監督だがアイマスの副監督経験あり。構成にリゼロの横谷昌弘が入っており、ストーリー展開に期待が持てる。というようにスタッフ的には期待値が高い。J.C.の作るダンスシーンもきになるところ
原作もの
政宗くんのリベンジ
一迅社のCOMIC REXで連載されている漫画が原作。昔いじめられっ子だった政宗が決死のダイエットで細身のイケメンに変身、昔自分を振ったヒロインを「惚れさせたうえで振る」ために画策するという変則的なラブコメ。「デブがやせてモテモテ」と言うと思い出すのは2016年秋アニメの私がモテてどうすんだ!だが、こっちは過去を隠してることもあり趣きはまったくことなる。
「過去を隠しつつ復讐を遂行する」というサスペンスとラブコメが混ぜられており、設定的には非常に面白そう。「イケメンでモテモテな主人公」というのが見ていてどのくらい鼻持ちならないでいけるかは気になるところ。花江くんの声は3枚目よりなのでPVではそこまで嫌味な感じはないが。
監督の湊未來が初監督なのが気になるところだが構成として横手美智子が入っており、作品の持ち味は十分に生かされると思われる。個人的には今期原作勢の中でトップレベルで気になる作品。
鬼平
突如発表された謎のアニメ企画。江戸時代の特殊警察ともいえる火付盗賊改方の長谷川平蔵が主人公の時代小説が原作。ドラマも何本も作られた、いわずと知れた有名タイトルである。急に発表されたものだが、「この世界の片隅に」のプロデューサーである丸山正雄の肝いりの企画。全13話のサブタイトルがすでに公開されているところから見ても相当準備されている。
原作不足が言われる昨今、時代小説はエンターテインメントの王道であり、ここからアニメ化が増えるとうれしい。
ACCA13区監察課
ビッグガンガン連載されている架空世界での政治関係お仕事もの。13の自治区が連合してできたドーワー王国。そこで警察や消防などの公共設備を全て取り仕切る民間の組織ACCA。主人公はそこで腐敗を取り締まる監察課の副課長を務めており、全国を飛び回って不正腐敗の芽を摘み取らんとしている。
監督夏目真悟に制作マッドハウス、構成夏目智尋というワンパンマンの座組み。PVの映像からも気合を感じるが、この手合いはどうしてもアルデラミンルートが予感されてしまうのが悲しいところ。美形男性キャラクターが女性人気を呼び込めるか。
うらら迷路帖
毎度おなじみきららの難民枠。今回はけいおんひだまり時代から続く安心と信頼のTBSモクヨル前半。美少女日常系のメッカであるこの枠は基本学園ものが多いのだが、今回は趣向を変えた和風異世界もの。京都のような街、迷路町を舞台に少女たちが占い師を目指して日々訓練する日常が描かれる。
監督は変猫・下セカの鈴木洋平であり、過去作同様、各話の演出も担当すると思われる。構成にはふらいんぐうぃっちの赤尾でこが入っており、脚本の面では心配があまりない。構成と製作J.Cの組み合わせだとふらいんぐうぃっちの再来とも思われるが、監督が演出することを考えるとわりとテンポよく進みそう。PVで流れるOPもアップテンポな曲であり、可愛さありつつ笑いのノリ重視に見える。
ガヴリールドロップアウト
元天使学校の優等生であったガヴリールが地上でオタクライフに染まる堕落した日常系。ごく個人的な感想だがなぜか設定的に武蔵野線の姉妹を思い出す。原作は電撃魔王系列であり、きららよりコメディ色が強め。キャラ設定の堕ちたという表現からもなんとなく雰囲気を察せられる。
監督に太田雅彦で構成にあおしまたかし、制作は動画工房というゆるゆりうまるから続く固定メンツ。全体としてうまるを彷彿させるが、天使というファンタジー設定がどう絡んでくるのかが見どころ。純粋なきらら作品があるので難民キャンプにはならないが、もこっち難民などを吸い寄せるなど別方面の需要が予測される。
SPIRITPACT
2016年の霊剣山から始まった中国からの刺客の攻勢、MX土曜21時のハオライナーズ枠の新作。今度は幽霊になった男性と悪霊と戦う青年のバディもの。絵柄の耽美さからもわかる通り、BL要素も押し出している。「男同士の情にあふれた、お互いを支える旅」という表現は惹きつけられるところがある。
アジア最大のネット投稿サイトの人気作と名乗っているが、日本語版は特にないので相変わらず原作の人気はようとして知れない。中国のネットはいままで掘られてない金脈だけに相変わらず期待値は高い。一人之下、To be Heroを超えられるか注目したい。
クズの本懐
ノイタミナの新作。ビッグガンガンの看板漫画のひとつであり、男女の面倒くさい恋愛もの。巷で有名な「興味のない人から向けられる行為ほど気持ちの悪いものはない」という画像の元ネタがこれにあたる。
監督・制作が安藤正臣・Lercheという最弱無敗のバハムートやがっこうぐらしの布陣。そこに上江洲誠が構成で加わっている。安藤正臣はホワイトアルバム2の監督もしており、恋愛ものも期待できる。
亜人ちゃんは語りたい
ヤングマガジン連載の漫画が原作。ポリゴンのCGアニメ「亜人」とは特に関係ない。亜人と書いてデミとよみ、吸血鬼のような特殊な体質を持った人間のことをさす。亜人な女生徒たちと一般男性教師の学園コメディ。エロに振ってないモン娘といったところか。
監督は演出家の安藤良。初監督である。構成脚本に吉岡たかをが入っており、ストーリー面では不安は薄い。A-1の制作体制の不安定さが気になるところ。
小林さんちのメイドラゴン
月刊アクションの創刊からの主力作品が原作。「小森さんは断れない!」「旦那が何を言っているかわからない件」のクール教信者通算3作目のアニメ化であり、今回は初の30分フル尺である。主人公である小林さんの家に助けたドラゴンが美少女になって恩返しに来るという、典型的な押しかけ女房型コメディだ、主人公も女性なのでラブコメというよりは百合っぽいギャグである。
製作は京都アニメーション。原作の絵にかなり寄ったキャラデザをしており、最近の京アニの絵とはちょっと雰囲気違うのが特徴的だが。監督は甘ブリ・氷菓の武本康弘ということで角川のにおいが強い。原作は双葉社だが。構成の山田由香はあまり京アニでは見ない人。無彩限のファントム・ワールドで何話か脚本を担当しているくらいである。うみものがたりの構成をしてたりする人なので不安要素でもないのだが、とにかく未知数なところ。
昭和元禄落語心中 -助六再び篇-
DEEN冬の四天王の一作にして、2016年冬の再来組。前期は1話以降ほとんど出番がなかった与太郎が真打ちとなり助六を名乗るようになった時代の物語となる。
1期からスタッフも特に変更がなく、同様の丁寧な作りが期待される。1期は落語シーンのクオリティの高さや女と男の情念が混ざった話運びなど、名作としての堂々たる風格を持っており、その続きということで四天王最強の一角をなしているといえる。四天王と言いつつDEENが今期4本同時に抱えているところが一番不安なポイントだが
風夏
現在の週刊少年マガジンの看板漫画の一つが原作。涼夏、君のいる町に続く瀬尾原作3作目である。あらすじはツイ廃初期な主人公とメインヒロイン風夏、幼馴染小雪の三角関係という基本に忠実なラブストーリーだが、メインヒロインが途中で死んだことで有名だったりする。この作者の作る話だこの手の急展開はわりとよくあるんだけどね。アニメでどこまでやるかはわからず、死なずにオリジナルという展開もあり得る。
監督が草川啓造に制作はディオメディアという艦これの布陣。構成脚本はゆゆゆやこのすばの脚本などをしていた朱白あおい(元名義:村田治)構成は初だが安定したものを期待してもよさそう。恋愛ものだがギミックで「バンド」という要素が絡んでおり、フライングドックの製作する音楽に期待がかかる。主人公役の小林裕介は歌がかなりうまいのでそこも期待。
幼女戦記
アクセルワールド、オーバーロード、GATE、ダンまちなどを掲載していた投稿サイトArcadia出身の小説が原作。タイトル出落ちに見えるがその内容はいたって真面目、というかシビア。日本のサラリーマンが幼女に転生して世界大戦期のヨーロッパっぽい世界で活躍する転生もの。魔法とかも出てくるしい世界のようだが、原作書評を読むにそんなのどうでもいいくらいのガチ戦記らしい。
制作はこれが元請け処女作のNUT。監督はパンチライン・ダンタリアンの書架の上村泰。構成はデス・パレードの脚本をつとめた猪原健太。放課後のプレアデスのED演出絵コンテを務めた春藤佳奈を副監督に置いている。NUTは素性のよくわからない制作会社だが、監督・副監督から考えるとGAINAXの分裂派生のひとつなのだろうか。原作はヘビーな小説としてカルトに近い人気があり、扱い的にはビッグタイトルの一角だけにこけると悲惨なことになる。注視したい作品。
この素晴らしい世界に祝福を!2
DEEN冬の四天王のひとり。2016年冬のダークホースだったこのすば!の2期であり、四天王の中でも人気の度合いは随一である。PVでは真面目な話をするような雰囲気をだしているが、どう考えてもPV詐欺。
スタッフも特に変わらず、1期よりもさらにアドリブも増えてテンションの高くなったコメディになっているらしい。絵柄も変わらないので新規参入が少なそうなのが懸念だが、1期ファンの期待を裏切らなものは出てきそうなので期待したいところ。
南鎌倉高校女子自転車部
東京MXでは放送しない30分ものという最近では珍しい作品。マッグガーデン連載中の美少女×自転車漫画が原作。ろんぐらいだぁすの登場人物は大学生だったがこっちはタイトル通り高校生。よりきららに近い立ち位置になる。
監督はマルドゥックスクランブルの工藤進。制作はJ.CとA.C.G.Tであり、アクタスの二の舞は避けられそうだが、この二社の組み合わせはダイショーグンが過去にあり、あの路線をとる可能性は微レ存。ないとは思うが。
霊剣山 叡智への資格
DEEN冬の四天王の一作にして2016年を席巻した「霊剣山で待ってるぜ!」を生み出した伝説のアニメの第二期。お話としては1期での仙界での修行を終えた王陸が下界の腐敗した政治にきりこむ世直し放浪もの。監督が変わったりなんだりしているが1期を乗り越えた今となっては些末なことである。実況民待望度ではNo,1の作品
CHAOS;CHILD
カオヘ・シュタゲ・ロボノに続く科学アドベンチャー第4のアニメ化作品。絵柄やタイトルから見るにカオヘに近い印象があり、実際続編である。6年後の同じ渋谷が舞台。
アドベンチャーゲームならではの探索感とホラー要素の恐怖感がアニメのなかでどう表現されるかがみどころか。原作は凄惨なシーンも多いが、この手の作品は猟奇的な表現に抵抗がある人には受けづらく、耐性がある人にはぬるいと馬鹿にされかねない。放送コードに対してどのくらい挑戦できるか。製作シルバーリンク、監督神保昌登の組み合わせはイリヤやゲッツなどホラーよりコメディよりな履歴だが、果たして。
SUPER LOVERS 2
DEEN四天王の一人。春アニメの分割2クール目。スタッフも特に変わらないが4本同時制作のしわ寄せが来る可能性は高い。
エルドライブ【élDLIVE】
特徴的な絵でわかる通り、リボーンの天野氏の新作漫画のアニメ化。2016年3月発表での冬アニメなので、なかなかビッグタイトルな扱いである。
宇宙警察というSFのモチーフがどう調理されるか。監督は歌プリ5期の古田丈司、制作はStudioぴえろと要素としてみると未知数である。
Rewrite 2ndシーズン
8bitのデスロード。1期放送前はKey原作という覇権作品のオーラを漂わせていたが、今の立ち位置は微妙なところ。分割2期なのでスタッフは変わらないが、1期のラストがオリジナルだったのでここからオリジナルルートらしい。
テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス
ファンの間では「ゲームより面白いアニメ化」とか言われているらしいテイルズシリーズのアニメ化。夏からの分割2クール目。
UFOが制作ということで1期は完走すら不安視されたが、無事全部放送された。スタッフも変わらないので安心の様子。
銀魂.
説明不要のジャンプアニメ。前期が終わったのが16年の3月なので青エクと比べると久しぶり感は薄い。今回は初めての深夜枠だが、元々が夕方に放送しているのがおかしい内容なので落ち着くところに落ち着いたと表現するほうが正しい。10年近く続く長期作品なのでスタッフ陣もいろいろ変遷しているが、原作通りいままでどおりのものになるかと。
弱虫ペダル NEW GENERATION
2015年3月以来の弱虫ペダル第3期。シリーズ構成・キャラデザは変わったが監督と製作はそのまま変わらず。人気的にも間違いない
青の祓魔師 京都不浄王編
ほぼ6年ぶりのテレビアニメ2期。女性物は追い風が強いが、それでも驚きの新シリーズである。スタッフがいろいろ変わっているがこれが吉と出るか凶と出るかは未知。制作は変わらずA-1だがここもいろいろと不安定なのでやはりどうなるか予測はできない。